育て方

How to take care

プルメリアは暖かく、乾燥した気候そして強い日差しとやや酸性の土壌を好みます。気温が氷点下以下になると凍え死んでしまいます。また水はけが悪いと根が腐ってしまいます。殆どの日本の地域では、ハワイのように外に植えっ放しで育てる事は出来ません。しかし、冬の間温室や室内に入れてあげれば  日本でも育てる事が出来ます。温度、湿度、日光、水、風、土壌、肥料等プルメリアが育ち易い環境を整えてあげ、害虫や病気、台風や寒さから守ってあげれば良いのです。


プルメリアは”Dormant Plant”です。冬の間は休眠します。冬が近づき霜が降りる前に気温5度以上の室内か温室に入れてあげて下さい。休眠中は成長しないのであまり水をあげる必要はありません。また太陽に当てる必要もありません。寒さから守りゆっくり眠らせて上げて下さい。


春になり気温が10度以上になれば日当たりの良い場所に移し水を2日に一回位の割合であげて下さい(季節に寄って異なりますが鉢の表面が乾いたら)。 ”南国プルメリア園”のプルメリアは水はけを良くする特別な工夫がされていますので少々多めに水を上げても大丈夫です。水をあげ過ぎると茎や葉の成長を促進するだけで花を咲かせない事も有ります。梅雨時は水を少なめにし出来るだけ風 通しを良くしさび病から守ってあげてください。除湿器や扇風機を使うと良いでしょう。


プルメリアは長日植物です。長い日照時間は開花を促進します。出来るだけ外で太陽の光を当ててあげて下さい。水も多めにあげて下さい。台風時には室内に入れ大雨や強風から守ってあげて下さい。鉢内に長い間水が溜ってしまうと根が腐ってしまいますし(葉の先等が黒くなってくる)強風の為せっかく咲いた花が散ってしまいます。


プルメリアは落葉植物”Deciduous Plant”でもあります。秋も終わりになると花は咲かなくなります。葉も茶色に変色し除除に落葉します。品種によっては落葉しないものもありますが殆どは幹と枝だけを残すだけとなります。落ちた花や葉はそのまま鉢の中に残しても良いです。肥料となります。

こうして冬を迎えたプルメリアは再び休眠しそしてまた春を迎えます。

肥料 “Fertilizer”
肥料は春先に一回、秋に1回上げて下さい。窒素:リン酸:カリの比率が10:20:10位の肥料が適しています。窒素は茎や葉の成長を促し、リン酸値の高い肥料は良く花を咲かせ、カリは根の発育を促進します。

害虫と病気 “Pests and Diseases”
プルメリアの樹液は毒素が強く害虫や病気には比較的抵抗力はありすが, (1)さび病”The Plumeria Rust”(2)穿孔虫(せんこうむし) “The Plumeria Stem Borer”(3)やとうむし(よとうむし)には注意が必要です。
(1)さび病 ”The Plumeria Rust”
湿度が高く風通しの良くない場所に長い間置いておくとさび病になる恐れがあります。プルメリアを枯らすような深刻な病気ではありませんが、葉の裏側に付着した赤オレンジ色の 膿疱(のうほう)は葉を茶色に変色させ落葉させてします。除菌剤、除かび剤で消毒し悪く成った葉は切り取って下さい。
(2)穿孔虫 ”The Plumeria Stem Borer”
一種のカブトムシ(Longhorn Beetle)の幼虫が枝の中に入り内部を食べてしまいますので枯れてしまいます。穿孔虫に侵された枝(茎)は分岐点から切り取って処分して下さい。
(3)やとうむし  
やとうむしはよとうむしとも呼ばれています。花や野菜の葉を食べる虫です。目に見える大きさなので一匹一匹ピンセットで摘み取り駆除して下さい。 

  

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